はじめに
「家財保険、なんとなく不動産屋にすすめられるまま入ってない?」
一人暮らしを始めるとき、保険ってつい深く考えずに契約しがち。でも実は、不要な補償や重複してる項目が多く、ムダな出費になっていることも。
私は管理会社の指定条件を確認しつつ、必要最低限に絞ることで年間の保険料を半額以下にできました。
この記事では、賃貸一人暮らしに必要な家財保険の中身と、本当に必要な保障だけを残す見直し方を紹介します。
家財保険金額は「最小限」でOK
✔ 家財保険=家具や家電の保障
家財保険とは、火災や水漏れなどで家具や家電が壊れた場合に補償してくれる保険です。
でも一人暮らしなら、そもそも家財の量が少ない。全焼でもしない限り、被害額はそこまで大きくならないことがほとんどです。
✅ ポイント:買い直せば済むものに高額な補償は不要。
最低保険金額(例:50〜100万円)で十分です。
借家人賠償責任は「必ず金額を確認」
「火元が自分」で建物を傷つけてしまった場合などに必要なのが、借家人賠償責任です。
これはほぼ必須の補償ですが、必要な補償額は契約する管理会社や物件ごとに異なります。
たとえば私の場合、管理会社に確認したところ、
✅ 借家人賠償責任補償は最低1000万円必要
とのことでした。
この金額設定は物件によって違うため、保険を見直す前に必ず管理会社や不動産会社に確認しましょう。
必要額を下回ると、事故が起きたときに自己負担が発生するリスクもあるため要注意です。
地震保険は“割に合わない”ので不要
地震で建物や家財が損害を受けたときのための地震保険ですが、実は注意点も。
- 家財部分しか補償されない(賃貸なので建物には関係なし)
- 補償上限が低く、家財価値の半分しか出ない
- 保険料がかなり割高
✅ 結論:一人暮らしで加入する必要性は低い
少なくとも私のように「地震保険料が高すぎる」と感じる人は、無理に入らなくてOKです。
個人賠償責任保障は“重要”!
これは他人にケガをさせたり、物を壊したときのための保険です。
たとえば、
- 自転車で人にぶつかってケガをさせた
- 子どもがよその家の窓を割った(同居家族も対象)
といったケース。
🚲 実際にあった自転車事故の高額賠償例:
小学生の自転車事故で、約9500万円の賠償命令(神戸地裁 2013年)
自転車事故でここまで高額なケースがあるため、
✅ 補償額は1億円以上あると安心!
他の保険に「個人賠償責任補償」がついていないか確認!
意外と見落としがちなのがこのポイント。
個人賠償責任補償は、実は自動車保険やクレジットカード付帯保険、共済などにすでに含まれていることがあります。
もしすでに加入済みであれば、火災保険で重複して契約する必要はありません。
✅ 補償内容と金額をチェックして、どれか1つで備えればOK!
無駄な保険料を防ぐためにも、契約中の保険を一度見直すのがおすすめです。
まとめ|これだけ押さえればOK
🔐 家財保険金額
必要性: 最低限でOK
ポイント:
- 50〜100万円で十分
- 家財は「買い直す前提」で保険料を抑える
🏠 借家人賠償責任
必要性: 必須
ポイント:
- 建物への損害をカバー
- 管理会社に必要金額を必ず確認(例:1000万円など)
🌍 地震特約
必要性: 基本不要
ポイント:
- 保険料が高い
- 補償上限が低く、コスパが悪い
🚲 個人賠償責任
必要性: 必須
ポイント:
- 1億円以上を推奨(自転車事故などに備える)
- 火災保険・自動車保険などに付帯しているかも
🔁 他保険との重複チェック
必要性: 忘れずに
ポイント:
- 自動車保険・クレカ保険・共済などを確認
- 重複加入すると保険料のムダに
おわりに|「よくわからない」で損しないために
保険って、どうしても「よくわからないし、とりあえず…」で選びがち。
でも、必要なものだけに絞るだけで、年間数千〜1万円以上節約できることもあります。
しかもそれで、ちゃんとリスクには備えられている。
- 保険料が高すぎる…
- 内容がよくわからない…
- 更新時期が近い…
そんなときは、今回紹介したポイントを参考に、「自分の暮らしに本当に必要な補償」だけを残す見直しをしてみてください。
将来の安心と、今の節約。
どちらも叶えられる見直しが、きっとできますよ。
以上最期まで読んでいただきありがとうございました。