はじめに
ある日突然かかってくる知らない番号の電話。
見慣れない差出人から届くメールやSMS。
「え、なんだろう…?」と反射的に出てしまったり、リンクを開いてしまいそうになったこと、ありませんか?
でも、ちょっと待って。
その一瞬の油断が、詐欺被害や情報流出につながることも。
今回は、私自身の体験をもとに、怪しい電話やメールに騙されないためのシンプルな対策をまとめました。
+から始まる番号は無視してOK!
着信画面に「+」が付いている番号、見覚えありますか?
たとえば:
+1(アメリカ)、+44(イギリス)など…
これは「国際電話」のマークで、海外からの発信を示しています。
しかし、日本で生活していて、海外に知り合いがいない場合、これらの電話はまず出る必要はありません。
特に最近は、+から始まる詐欺電話(国際ワン切り)も多発。
出ると「高額通話料」を請求されるケースもあるので、出ない・かけ直さないが正解です。
留守番電話をONにしておく
「知らない番号だけど、出たほうがいいのかな?」と迷ったときの対策がこれ。
📌 留守電をONにしておく!
本当に大切な要件があれば、相手は必ずメッセージを残してくれます。
逆に、伝言がないような電話は、その程度の重要度と思ってOKです。
「重要ならまたかかってくるだろう」くらいのスタンスがちょうどいいです。
迷惑電話ブロックアプリを入れる
もっと積極的に防ぎたい人には、電話帳アプリや迷惑電話ブロックアプリがおすすめ。
✅ 代表的なアプリ
- 電話帳ナビ(iOS/Android)
- Whoscall(フーズコール)
- 楽天でんわ 迷惑電話対策
これらのアプリを入れておくと、着信時に「迷惑電話の可能性あり」と通知してくれたり、自動でブロックしてくれます。
電話がかかってくる前に「危ないかも」とわかるので、心理的ストレスも減ります。
私が実際に受け取った詐欺メールの例
ここでは、私が実際に受け取った詐欺メール(スパムメール)を一部ご紹介します。
- 【東京電力】未払い料金のお知らせ(※支払先リンクつき)
- 【JCB/VISA】カード利用停止のお知らせ(※要ログイン)
- 【佐川急便/Amazon/ヤマト運輸/日本郵便】荷物のお届けについて
- 【オンライン求人サイト】ヘッドハンティングの話
なぜかどれもメッセージ送りつけられてくるし、リンク先がまったく関係のない怪しいURLだったり、送信元アドレスが不審だったり…。
特に、宅配業者を装った不在通知詐欺SMSはよく見かけます。
不在通知ならアプリ(例:Amazon公式・クロネコメンバーズ)で確認しましょう。
メール・SMSのリンクは絶対に開かない!
迷ったときは、リンクは絶対に開かないのが鉄則です。
リンクの代わりに、公式アプリや公式サイトからログインすれば、本当に通知が来ているか確認できます。
たとえば:
- クレカなら → JCB/VISA公式アプリで確認
- 宅配便なら → 各社のアプリやLINE通知で確認
怪しいリンクは「見ない・触らない・開かない」でOK。
それでも不安なときは
- 総務省「迷惑メール相談センター」
- 各キャリアの迷惑電話/メール通報窓口
- 消費者庁「消費者ホットライン(188)」
こういった公的な窓口を使うのも手段の一つです。
おわりに|一人暮らしだからこそ「無視」が守ってくれる
知らない番号に出ない
怪しいメールを開かない
リンクはクリックしない
——これだけで、トラブルの9割は回避できます。
大切なのは、「反応しない勇気」を持つこと。
特に一人暮らしの場合、身近に確認できる人がいないからこそ、こうした防御の知識が一番の安心材料になります。
これを読んだあなたが、1つでも不安から解放されますように。
今日からぜひ、スマホの設定や対策を見直してみてくださいね。