狭いクローゼットの悩みは「服の出し入れしにくさ」と「服の偏り」
一人暮らしや賃貸物件だと、クローゼットは思った以上に狭いもの。
気づけば服がギュウギュウで、奥の方の服はほとんど着ないまま…。
この「出し入れしにくさ」と「服の偏り」が、狭い収納をさらに圧迫してしまいます。
そこで役立つのが たたみ方の工夫 と 服のローテーション術。
この2つをセットで取り入れるだけで、収納力も使い勝手もグンとアップします。
たたみ方とローテーションで劇的改善できる理由
- たたみ方を変えるだけで、服の厚みや占有スペースを大幅カット
- ローテーションを取り入れることで、「奥に眠ったままの服」をゼロにできる
結果、限られた空間を効率的に使えるようになり、毎朝の服選びも時短できます。
狭いクローゼットを快適に使うための基本ルール
服の総量を見直す「7割収納」の原則
収納は「いっぱい詰める」ほど使いにくくなります。
理想は、収納スペースの7割まで に収めること。
3割の空間があることで、服の出し入れがスムーズになり、シワや型崩れも防げます。
季節外アイテムは別場所へ
冬物コートや厚手ニットなど、今の季節に着ない服は思い切って別の場所へ移動。
ベッド下収納や、押し入れの上段を活用すると便利です。
よく使う服は“ゴールデンゾーン”に配置
ゴールデンゾーンとは、腰から肩の高さ の範囲。
ここに使用頻度の高い服を集めると、出し入れの手間が激減します。
服の形を崩さない省スペースたたみ方
Tシャツのコンパクトたたみ
- 袖を内側に折る
- 縦に三つ折り
- 横も三つ折りにして、立てて収納
これで引き出しの中でも一目で柄や色がわかります。
ニット・パーカーの厚みを減らすたたみ
フード付きはフード部分を内側に畳み込み、空気を抜くように押さえながらたたむと薄くなります。
ニットはやさしくたたんで、型崩れ防止のために立てて収納。
パンツ・スカートを立てて収納するコツ
ズボンは半分に折ってから、さらに三つ折りに。
スカートも同様にすると、引き出しやケースにブックスタンドのように並べられます。
服のローテーション術で「着ない服ゼロ」に
前後入れ替え方式でムダを防ぐ
着た服はハンガーラックの奥にかけ、前側にはまだ着ていない服を並べます。
これで偏りなく全ての服を活用できます。
洗濯後は必ず“奥”から入れる習慣
たたんだ服やハンガーの服は必ず奥から収納。
手前は「まだ着ていない服」ゾーンにしておくと、自然と全ての服が循環します。
1シーズン終わりの総点検
シーズンが終わるタイミングで、
「この季節に1回も着なかった服」をピックアップ。
今後も着ないと判断できれば手放します。
収納を助ける便利グッズ
仕切りボックス・ファイルケース
たたんだ服を立てて入れると、引き出しの中で倒れずにスッキリ。
薄型ハンガー
厚みのあるハンガーを薄型に変えるだけで、収納本数が1.5倍に。
透明収納袋
季節外アイテムを圧縮して保管。透明なら中身もすぐわかります。
狭いクローゼットを最大限活かす生活習慣
月1回のプチ整理
1回5分でOK。使わない服や、戻す位置が乱れた服を整えるだけで、常に快適な状態をキープできます。
新しい服を買う時は古い服を1枚手放す
「1in 1out」ルールで服が増えすぎるのを防ぎます。
季節の変わり目に収納場所をスイッチ
春→夏、秋→冬で配置を入れ替え。
これだけでも新鮮な気分で服を選べます。
まとめ
狭いクローゼットでも、
- 7割収納
- 省スペースたたみ方
- ローテーション習慣
この3つを押さえれば、収納力は倍増し、毎日の服選びがラクになります。
服は「量」より「回し方」。
小さなスペースでも、賢く使えばストレスフリーな収納が実現できます。