自動車保険、毎年「なんとなく」で更新していませんか?
私自身、更新時に保険内容を見直したことで、年間1〜2万円の節約につながりました。
この記事では、本当に必要な補償は何か?逆に不要なものは?
シンプルにわかりやすく整理してご紹介します。
✅ 本当に必要なのは「対人・対物賠償」の2つだけ!
どんなに保険を削っても、ここだけは絶対に外せません。
🧍 対人賠償責任保険(無制限)
事故で相手を死傷させてしまったときの補償です。
- 被害者が重傷・後遺障害・死亡となるケースも
- 賠償額が数千万円〜億単位になることも
保険料を安くしたい気持ちがあっても、ここだけは絶対に“無制限”で入っておくべきです。
🚗 対物賠償責任保険(無制限)
他人の車、建物、店舗、電柱、鉄道設備などを壊してしまったときに対応。
- 高級車との事故で数百万円
- コンビニや線路突入事故で1億円以上の賠償例も
こちらも対人同様に、無制限が基本中の基本。
✅ 「あれば安心」な補償2つ
以下の2つは、万一のときに便利ですが、なくても保険自体の機能には問題なし。
⚖️ 弁護士費用等補償特約
相手が無保険・過失を認めない場合、自力で交渉はかなり大変。
そんなとき、弁護士を立てる費用を保険会社が出してくれるのがこの特約です。
- 年間1,000円〜2,000円程度
- 損害賠償請求に必要な専門的対応をサポート
加入は任意ですが、「もらい事故」などのリスクに備えるならあると安心です。
👣 個人賠償責任補償
他人にケガをさせた・物を壊したなどの「日常生活トラブル」を補償する特約。
よくある例:
- 自転車で他人にケガをさせた(1億円の賠償判決例あり)
- 子どもが他人のものを壊した
ただし、火災保険やクレカ、別の保険ですでに加入済みのケースも多いので重複に注意!
❌ 不要な補償はこれ
家計を圧迫しがちな「なんとなく」付けてる補償、実は必要ないかもしれません。
🚫 車両保険
- 中古車や古い車(10年以上)なら不要
- 修理より買い替えることが多いなら、外すと保険料が大幅に下がる
🚫 人身傷害保険・搭乗者傷害保険
- ケガの治療は健康保険や生命保険で十分
- そもそも事故率が低い方ならコストパフォーマンスが悪い
💡 自動車保険を安くするための見直しポイント
📱 ネット型保険に切り替える
代理店型より2〜3割安くなることが多い。見積もり比較は必須。
🚘 年間走行距離を見直す
「月1回しか乗らない」のに「1万km」など、距離を盛って設定していませんか?
少ないほど保険料が下がります。
🔍 補償の重複チェックを忘れずに!
- 火災保険やクレジットカード特典で「個人賠償責任保険」が入っていないか
- 弁護士特約が他の保険に付帯していないか
重複して入ると“ムダな出費”になります。
✅ 最低限必要な補償まとめ
補償内容 | 必要性 | 補足 |
---|---|---|
対人賠償責任(無制限) | 絶対必要 | 事故の賠償額が高額になるケースも |
対物賠償責任(無制限) | 絶対必要 | 高級車や鉄道事故では数千万〜1億円超も |
弁護士費用補償特約 | あれば安心 | もらい事故・交渉トラブル時にあると便利 |
個人賠償責任補償(1億円以上推奨) | あれば安心 | 自転車事故対策。重複には注意 |
車両保険・人身傷害・搭乗者傷害 | 原則不要 | 状況によっては外しても支障なし |
✍️ おわりに|「必要最小限」が結果的に安心
保険って「心配だから全部つけておこう」と思いがちですが、
本当に大事なのは“補償の中身”と“自分に必要かどうか”を見極めることです。
対人・対物は絶対外さない。
そのうえで、「いるかどうか」を1つ1つ判断していく。
それだけで、年間1〜3万円の節約が可能になることもあります。
ムダを減らして、必要な安心だけを残す。
それが、自動車保険見直しの第一歩です。
以上最期まで読んでいただきありがとうございました。